歯磨きをあまりしない家族の方が虫歯が少ない!なぜ?

Q歯磨きをあまりしない家族の方が虫歯が少ない!なぜ?

 

A実は歯磨きや食事の回数以外に目にみえない要因が影響しています。

歯磨きをする女性二人

1:唾液の量

唾液は、食べカスや細菌を洗い流したり、歯を補修(再石灰化)したり、細菌の繁殖を抑制したりと、虫歯予防にとても大切。唾液の分泌量が多いほど、その効果は高まります。

 

2:唾液の力

食後、お口の中は虫歯菌の酸により歯は溶けやすい酸性の環境に傾きますが、唾液により中性の環境に戻っていきます。唾液の力(中和作用)の強弱で、戻るスピードは変わります。ただし、唾液の力が弱くても、唾液がたくさん分泌されれば、その分をカバーできる場合もあります。

 

3:虫歯菌の数

お口のなかにミュータンス菌とラクトバチラス菌がどのくらいいるか。ミュータンス菌は虫歯のきっかけを作る菌、ラクトバチラス菌は虫歯を進行させる菌です。虫歯菌が多くても、唾液の量や力が強ければ、その活動を抑えられます。

 

あるきょうだいの場合、歯磨きの回数が少なく間食が多いお兄ちゃんは虫歯がないのに対して、歯磨きの回数が多く間食も少ない妹さんが虫歯がたくさんありました。

その二人のお口の中を検査した結果、

兄:唾液量が多い、唾液の力が強い、ミュータンス菌ほぼなし、ラクトバチラス菌少ない

妹:唾液量が少ない、唾液の力が強い、ミュータンス菌多い、ラクトバチラス菌多い

お兄ちゃんは「虫歯になりにくい」、妹は「虫歯になりやすい」という結果でした。

 

この様にお口の状態によっては、虫歯になりやすいリスクが異なってくるのです。